大学卒業後、親に決められた相手との結婚が決まっていた五十鈴。せめて本当に好きなひとに初めてを捧げたい、一生に一度の思い出が欲しい。秘かに想いを寄せていた同級生の春和にその願いを叶えてもらい、五十鈴は彼の前から姿を消した。しかしそのたった一度で妊娠し、家から勘当されてしまう。周りに支えられ優春を産み、女手一つで育てようと固く決意していた。あれから三年、CEOとなり立派になった春和と運命の再会。「時間をくれないか? 俺がどれほど君を想っているか、伝えさせてほしい」──知らぬ間に自分の子を産み育てていた五十鈴に寄り添おうと、毎日のように顔を出す春和。五十鈴もまた彼への想いが再び大きくなっていって……
ほんわかした流れに、ホッコリ‼︎ 物語の流れに緩急がないけど、優しい気分で一気読みでき、読み終えた時は癒された気落ちでした。
月刊Hanada2021年3月号 - 花田紀凱/月刊Hanada編集部 - 雑誌・無料試し読みなら、電子書籍・コミックストア ブックライブ